2014/05/26

SIGMA のレンズ 50mm F1.4 DG HSM Art を楽しもう③ - モノクロームでフリンジを無視する


前回の記事ではSD1 Merrillと50mm F1.4 DG HSM Art の組み合わせでは強烈なフリンジが発生することを紹介しました。今回の記事ではその解決方法を紹介します。解決方法というのはずばり・・・




モノクローム



モノクロームにしてしまえば、緑や紫といったフリンジの色は関係ない世界になります。モノクロームをフリンジ対策のために使うとマサカリが飛んできそうですが、個人の楽しみ方ということでご愛嬌くださいませ。



草木をF1.4で撮影すると強烈なフリンジが発生することが予想できますが、モノクローム前提で撮影していると全くそれを気にする必要はありません。さらにいうとSIGMAのカメラはホワイトバランスがあまり正確ではないのですが、モノクロームにすればフリンジやホワイトバランスに気をつける負担が減ります。精神的にホント楽になります。50mm F1.4 DG HSM Artがキレッキレなのでモノクロームにすると、よりその鋭さが強調されているように思います。


今度はマンションの玄関に飾られていた花をF1.4で撮影。光量の少ない場所だったのですが、光が回っていてなだらかな空気感を写しとることができました。


電車の中。F1.4でぼけるとなんでもいいので撮影したくなってきます。


最後は扇子。モノクロームでなくても、彩度を低くしてSPPでフリンジ除去すれば目立たなくさせることができます。被写体にもよりますが、現像で調整するもの一つの方法です。